TOP > コワーキングスペース うらかた / Cspace 日記 > 合格体験記~福井大学医学部医学科~
私がこの1年間、受験に向けて勉強する上で大切にし、意識していたことは主に3つありました。
1つ目は、常に目的意識を持つことです。
高3の夏まで運動部に所属していた私は、周りのみんなに比べて圧倒的に勉強量が足りていませんでした。
そのため、自分で買った参考書はもちろん、学校の授業や小テスト、出された宿題をする上で、「なぜこれをするのか」「これをすることで自分にどのような力をつけることができるのか」を常に考えるようにし、使った時間の分が、必ず自分の身になるよう心がけていました。
目的意識を持つには、自分に今どんな力が必要なのか分かっていなければいけません。
そこで重要なのが、2つ目、「キツさ」の分析です。
ひとつの問題に対して、「この問題キツいなぁ」と思うことがあると思います。
そこで、「なぜキツいのか」を考えます。
数学で例えると、解法の糸口が全く分からなくて「キツい」のか、解法がわかっても基本的な公式が思い出せなくて「キツい」のか、計算が複雑すぎて「キツい」のか....
一口にキツいと言っても、色々な「キツい」があると思います。
自分がなぜ「キツい」のかを知ることで、自分にはどんな力が足りないのかが自ずと見えてくると思います。
受験では先生や友達から良くも悪くもたくさん意見をもらうと思いますが、時間は限られています。
その中で自分が何をするべきなのか、しっかり見極めて取捨選択を行うことが大切だと思います。
3つ目は、周りの人を尊敬し、いいなと思ったところをどんどん盗んでいくことです。
Cspaceには尊敬できる先生や先輩、友達がたくさんいました。
自分には無い考え方や発想力がある子や、自分の何倍も努力して頑張っている子を見て、尊敬の念を抱くと同時に、その都度自分なりに真似していくようにしていました。
Cspaceではみんなで高め、競い合っていける雰囲気があります。
私は部活の先輩に紹介してもらい入塾しましたが、ここで良き好敵手であり仲間とともに学べる環境に出会えて本当に幸運だったと思います。
私は、残念ながら第一志望校に合格することは出来ませんでした。
国立の前期試験の問題傾向がガラッと変わり、焦ってしまったことが大きな原因だと思います。
それは自分のメンタルが弱かったと言うより、自信を持てるくらいの努力が足りなかったのだと思います。
受験本番の自信を作るのは、その日までの自分の努力の積み重ねです。
本番当日、「自分がこの中で一番勉強したから大丈夫!」と思えるくらい悔いのないように勉強してください。
その気持ちがあったら、もしも傾向が変わったり、難しくて分からない問題が出てきたりしても、「これだけ頑張った自分に分からないならみんなにも分からない!」と落ち着いて対応することが出来ると思います。
不安になったり、緊張してしまったりするのはみんな同じです。自分だけだと焦らず、ベストを出し尽くせばきっと上手くいくと思います。
最後になりましたが、自分の挑戦を最後まで支え応援してくれた家族、Cspaceの先生には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
悔いが全くないと言えば嘘にはなりますが、全部出し切ったので後悔のない選択はできたと思います。
これから受験をむかえるみなさん、頑張ってください!
遠くからですが応援しています!!